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 ナヤ ヌキ
 ナヤ・ヌキ

   大草原を逃げ帰った少女

 ◆故郷の母のもとを目ざす大草原の決死行!

 ケネス・トーマスマ著
 浜野安宏(はまの・やすひろ)監修 おびかゆうこ/訳
 解説・西江雅之     

 本体 1,400円
 四六判・上製・184頁
 4-931178-19-7 / 1999.02

 【86年度ワイオミング州児童文学賞受賞】
 【日本図書館協会選定図書】
 【全国学校図書館協議会選定図書】

   

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    内容紹介&書評
















 ■作品内容

バッファロー狩りの途中、敵部族にさらわれた11歳の少女は、とらわれた村を 逃げ出し、たった一人で大草原を横切り、1600キロもの道をこえて 無事母の元へ生還。アメリカ西部開拓史を彩る感動的なエピソード。


【著者紹介】
1930年ミシガン州生まれ。ミシガン大学大学院修士課程修了。
小・中学校の教師・校長を経て作家に。
邦訳書に『モホ・ワット』『パスキ・ナナ』『アメリカの空へ』などがある。



【書評から】
ネイティヴ・アメリカンのショショニ族の間で語り継がれる、勇気ある少女の 物語。いまから二百年ほど前、十一歳の少女ナヤ・ヌキは、バッファロー狩り の旅の途中で、敵部族にとらえられ、家族と離れてはるかかなたの土地へ連れ ていかれます。
しかし、ナヤ・ヌキはひそかに周到な準備を進め、あるあらしの夜、ついにひ とりで逃げ出します。ナヤ・ヌキは追っ手の影におびえながら、オオカミや灰 色グマなどの襲撃にも耐え、自分の足と智恵だけを頼りに、ついには千六百キ ロもの途方もない距離をこえて、再び故郷に帰りつくのです! 驚くべきサバ イバル小説。(千葉茂樹)
(北海道新聞「こどものほん」1999.3.29)
     
ナヤ・ヌキとはショショニ・インディアンの言葉で「逃げ帰った少女」の意味 だ。狩りで敵部族に捕らわれた11歳の少女が1600キロの道を逃げ帰る。星や地 形で方角を知り、草原で食糧を探し、猛獣から身を守り、40日の危険な旅を成 しとげた。彼らは幼少から大自然で生きる智恵を身につけているのだ。1986年 ワイオミング州児童文学賞受賞の感動の物語である。
(「サンデー毎日」1999.3.10)
     
















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読者からの感想・・・!

ナヤ・ヌキが、連れ去られてから一人で自分の 部族の元へ帰り着くまでの壮絶な1ヶ月余りの 旅に感心しました。たった一人で的や大自然と 戦った智恵と体験を駆使したナヤ・ヌキの精神 的なたくましさを誉めてあげたいと思いました。
(大阪府、43歳、女性)
    
読売新聞でナヤ・ヌキを知り、娘に読んでもら いたいと購入しました。人生の中で、困難に出 会ったとき、ナヤ・ヌキの智恵と勇気と生きる 力を本の中から学んで欲しいです。
(福島県、50歳、女性)
    
11歳の少女が既に身につけていた智恵と逃げ 帰る道々で身につけていった智恵とを興味深く 読みました。大自然を相手に暮らすのは厳しい 事ながら、一方でいろんな智恵を授かり、自然 と共生していけるようになるナヤ・ヌキは、 自然を味方につけられたから、逃げ帰れた のだ……そういうことをショショニ族は語り伝え たのだろうと思う。
(岡山県、48歳、男性)