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 モホ ワット
 モホ・ワット

   少女を救った少年の物語

 ◆うるおいを忘れた日本の子ども達へ贈る知恵と勇気と感動の物語

 ケネス・トーマスマ著
 おびかゆうこ/訳
 解説・原ひろ子     

 本体 1,400円
 四六判・上製・180頁
 4-931178-15-4 / 1998.07
 【97年度ワイオミング州児童文学賞受賞】
 【日本図書館協会選定図書】
 【全国学校図書館協議会選定図書】
   

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    内容紹介&書評
















 ■作品内容

18世紀のアメリカ西部。狩りで片手を失った、ショショニ・インディアン の少年モホ・ワットは、敵の部族にさらわれた少女ウィンド・フラワーを、 たった一人で救い出す。200年の間、語り継がれた知恵と勇気の物語。


【著者紹介】
1930年ミシガン州生まれ。ミシガン大学大学院修士課程修了。
小・中学校の教師・校長を経て作家に。
邦訳書に「ナヤ・ヌキ」『パスキ・ナナ』『アメリカの空へ』などがある。

【書評より】
モホ・ワットとは、アメリカン・インディアンの言葉で「片手がない」という 意味である。狩りで片手を失った八歳の少年モホ・ワットは、敵部族に連れ去 られた少女をたった一人で救い出す。超自然の力を信じ、狩りで培った知恵で、 敵部族の追っ手を逃れ、少女を無事送り届ける。
本書の舞台は、十八世紀のアメリカ西部の大平原。そこにはまだ白人の姿はなく、 ネイティブアメリカンが部族ごとに独自の狩猟生活を営んでいた。自然とともに 暮らし、強い信頼関係で結ばれた彼らの生活には、現代人が切り捨ててきた多く の知恵がある。(以下略)
(「週刊朝日」1998.9.18)
     
舞台は、十八世紀のアメリカ西部の大草原。狩りで片手を失った少年が、敵部族 にさらわれた少女を、たった一人で救い出す物語。初年の知恵と勇気をたたて、 語り伝えれたこの物語は、うるおいを忘れた現代の子どもたちに、生きる力を与 えてくれる。
(「躍進」1998.11)
     
















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読者からの感想・・・!

今、必要な本を出版ありがとうございました。
ぜひ沢山の青少年そして母親、教育関係者に 読ませてください。
(千葉県、55歳、男性)
    
久しぶりに感動した本に出会えました。早く 先が読みたいと思ったのも、語り手である ケネス氏の作品だからかなと思いました。
「生きる力」……と体のギリギリで緊張する 場面によく現れていました。子どもたちにも、 ぜひ読ませたいです。
(青森県、38歳、女性)
    
私は、夏休みの読書感想文で、モホ・ワット を使おうと読んでいました。私は短気で小説 とか物語を読むと、すぐあきてしまうんです。
中央図書館である本を探していたら、この本 を見つけました。読んでいくうちに深みに はまっていきました。私が一番感動したのは、 「失われた片手」です。左手が無くなっても、 お父さんの言葉で強くなったモホ・ワット。
この話の最後に本物をしとめられてよかった なーと思いました。モホ・ワットに勇気を もらいました。
(大阪府、小5、女性)