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 ニジッセイキ オ シンカン サセタ ヒャクサツ
 20世紀を震撼させた100冊

 

 ◆100冊の名著で掴む20世紀の全容!!

 鷲田清一(わしだ・きよかず)編
 野家啓一(のえ・けいいち)編 
    

 本体 2,000円
 四六判・並製・272頁
 4-931178-16-2 / 1998.09    



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    内容紹介&書評















 ■作品内容

    『種の起源』 『悪の華』 から
    『沈黙の春』 『悪魔の詩』 まで
    20世紀を衝き動かした重要著作がわがものに!

 戦争と平和、破壊と繁栄の20世紀を総括し、21世紀へ贈る人類の叡智の
 結晶を60余名の気鋭の研究者たちが、
 一作品一見開きで、コンパクトで分かりやすく解説。
 相対性理論や構造主義など世界の見方を根本から変えた本、
 戦争や虐殺の記録、大衆への影響力が大きかった政治家の文章など、
 20世紀を突き動かしてきた100冊の名著をたどれば、
 20世紀の全体像が浮き彫りになる。

  《本書の目次から》 … あなたはいくつ読みましたか?
  T 19世紀の遺産と20世紀の幕開け〔〜1914〕
     ボードレール◇悪の華|ダーウィン◇種の起源|マルクス◇資本論|
     ニーチェ◇ツァラトゥストラはこう語った|フレーザー◇金枝編|
     H・G・ウェルズ◇タイム・マシン|ヴェブレン◇有閑階級の理論|
     A・カーネギー◇富の福音|フロイト◇夢判断|ハーン◇怪談|
     シュタイナー◇神智学|ウェーバー◇プロテスタンティズムの倫理と資本
     主義の精神|アインシュタイン◇特殊相対性理論|岡倉天心◇茶の本|
     ラッセル◇ホワイトヘッド|西田幾多郎◇善の研究|カンディンスキー◇
     芸術における精神的なもの|プルースト◇失われた時を求めて|
  U 革命と実験の時代〔1915〜24〕
     カフカ◇変身|ソシュール◇一般言語学講義|レーニン◇国家と革命|
     シュペングラー◇西洋の没落|ホイジンガー◇中世の秋|シュバイツァー◇
     水と原生林のはざまで|魯迅◇阿Q正伝|ジョイス◇ユリシーズ|
     T・S・エリオット◇荒地|ウィトゲンシュタイン◇論理哲学論考|
     孫文◇三民主義|ブルトン◇シュルレアリスム宣言|
  V 大衆社会の光と影〔1925〜40〕
     ヒトラー◇わが闘争|H・フォード◇藁のハンドル|ガンディー◇
     ガンディー自伝|ハイデガー◇存在と時間|D・H・ロレンス◇
     チャタレイ夫人の恋人|ブレヒト◇三文オペラ|トロツキー◇永続革命論|
     ムジール◇特性のない男|オルティガ・イ・ガセット◇大衆の反逆|
     ハイゼルベルグ◇量子力学の物理的基礎|ハイエク◇価格と生産|
     ゲーデル◇不完全性定理|フッサール◇ヨーロッパ諸学の危機と
     超越論的現象学|ケインズ◇雇用・利子および貨幣の一般論|
     ベンヤミン◇複製技術の時代における芸術作品
  W 戦争とその傷痕〔1941〜50〕
     シュンペーター◇資本主義・社会主義・民主主義|カミュ◇異邦人|
     谷崎潤一郎◇細雪|サン=テグジュペリ◇星の王子さま|サルトル◇
     存在と無|鈴木大拙◇日本的霊性|ポパー◇開かれた社会とその敵|
     メルロ=ポンティ◇知覚の現象学|アンネ・フランク◇アンネの日記|
     アドルノ/ホルクハイマー◇啓蒙の弁証法|フランクル◇夜と霧|
     ウィナー◇サイバネティックス|オーウェル◇1984年|
     ボーヴォワール◇第二の性|リースマン◇孤独な群集|
  X 知の枠組みの解体と構築〔1951〜66〕
     アーレント◇全体主義の起原|ベケット◇ゴドーを待ちながら|
     ファノン◇黒い皮膚・白い仮面|J・D・ワトソン/F・H・クリック◇
     デオキシリボ核酸の構造|バタイユ◇エロティシズム|ケージ◇サイレンス|
     カーソン◇沈黙の春|レヴィ=ストロース◇野生の思考|
     ソルジェーニツィン◇イワン・デニーソヴィッチの一日|
     クーン◇科学革命の構造|ローレンツ◇攻撃|マクルーハン◇メディア論|
     バフチン◇フランソワ・ラブレーの作品と中世・ルネッサンスの民衆文化|
     チョムスキー◇文法理論の諸相|ラカン◇エクリ|フーコー◇言葉と物|
  Y 繁栄と反乱〔1967〜78〕
     毛沢東◇毛沢東語録|R・バルト◇モードの体系|手塚治虫◇火の鳥|
     ガルシア=マルケス◇百年の孤独|デリダ◇グラマトロジーについて|
     メイラー◇夜の軍隊|ゲバラ◇ゲバラ日記|キング◇良心のトランペット|
     石牟礼道子◇苦海浄土|モノー◇偶然と必然|ミレット◇性の政治学|
     ロールズ◇正義論|ドゥルーズ/ガタリ◇アンチ・オイディプス|
     クリプキ◇名指しと必然性|ローマ・クラブ◇成長の限界|
     ドーキンス◇利己的な遺伝子|サイード◇オリエンタリズム|
  Z ポストモダンから第二の世紀末へ〔1979〜〕
     プリゴジン/スタンジェール◇混沌からの秩序|ラヴロック◇地球生命圏|
     エーコ◇薔薇の名前|ハーバーマス◇コミュニケーション行為の理論|
     イリイチ◇ジェンダー|ホーキング◇ホーキング、宇宙を語る|
     ラシュディ◇悪魔の詩|
   
 【著者紹介】
 鷲田清一(わしだ・きよかず)
 1949年生まれ。大阪大学大学院文学研究科教授。
 著書に『普通をだれも教えてくれない』など。

 野家啓一(のえ・けいいち)
 1949年生まれ。東北大学文学部教授。
 著書に『物語の哲学』など。


 【書評から】
 「20世紀を代表する著作は『ユリシーズ』『特殊相対性理論』…うーん」
 と悩んでいると、タイミングよく『20世紀を震撼させた100冊』(出窓社)
 という本が出版された。57人の専門家と鷲田清一、野家啓一の
 二人の哲学者による編集は、『種の起源』や『特性のない男』など、
 20世紀を動かした著作を幅広く紹介し、その価値を十分に伝えてくれる。
 選ばれた100冊を改めてみると、人間の素晴らしい知恵を認識すると同時に、
 悲劇的な愚かさも教えられる。(友隣堂・佐野普さん)
 (読売新聞「書店から」1998.9.19)

                
 いまさらブックガイドは珍しくないが、「20世紀」と「100冊」を合体させた
 のはアイデア。「20世紀の先駆」として、ダーウィンの「種の起源」、マルク
 ス「資本論」、ヴェブレン「有閑階級の理論」、フロイト「夢判断」など冒頭
 に19世紀末の本をいくつか紹介し、以後、カフカ「変身」、ヒトラー「わが闘
 争」、オルテガ「大衆の反逆」、ボヴォーワールの「第二の性」、カーソン
 「沈黙の春」、さらに「毛沢東語録」などまでがずらり並ぶ。意欲的な企画だ
 が、唯一のマンガが手塚治虫「火の鳥」なのには異論があるかも。
 (日刊ゲンダイ1998.11.19)
















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 読者からの感想・・・!

 良い企画です。久しぶりにコクのある本を読み
 ました。執筆者がそれぞれ全力投球して書いて
 いると思いました。執筆者が比較的若いことに
 感銘を受けました。
 (東京都、70歳、男性)
    
 100冊の本についての解説は、簡潔でバラン
 スのとれたものでした。私には、これ以外に
 各章の終わりの年表にある著者の紹介がとても
 参考になりました。単に、何年の著作と言うより、
 出版された時代背景がよく分かりました。
 (神奈川県、40歳、男性)
    
 20世紀100年間の知的遺産のカタログを
 手にした気分です。
 執筆者は全員戦後生まれで、しかもそれぞれ
 工夫を凝らした文章で、とても読ませる内容
 になっているのには驚きました。
 学生たちに対して、読書入門の紹介書として
 ふさわしい本になっていると思います。
 (奈良県、37歳、男性)

   ★★★◎★★★
 むかしの青年には、これだけはぜひ読まなけれ
 ばならないという書物があった。それはだれいう
 こともなく、暗黙のうちに実行されていた。
 本書では20世紀を震撼させた書物百冊がリスト
 アップされている。それはボードレールの
 『悪の華』から、ラシュディの『悪魔の詩』まで、
 世界を変え時代を変えてきたものばかりである。
 このうち評者には約十数冊ばかり読んだ記憶が
 あるが、当時としてはささやかな思想の洗礼で
 あったに違いない。『悪の華』はもちろん読んだ
 けれども、今も色が褪せていない。『資本論』も
 少しは読んだが、たいていは「価値観」のところで
 行きづまってしまうのである。その他、フロイトの
 『夢判断』など、赤茶けた文庫本が書棚の中に
 ある。
 忘れられないのは、カミュの『異邦人』であり、
 ジョイスの『ユリシーズ』、フランクルの『夜と霧』、
 ボーヴォワールの『第二の性』など、わたしに
 とって必読の書であった。
 バフチンの『フランソワ・ラブレーの作品と中世・
 ルネッサンスの民衆文化』は、いまも射程距離
 にある。
 (文芸評論家・嘉瀬井整夫)
 (「奈良新聞」2000年4月2日掲載)