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表紙のイメージ

   





   チュウオウノフシチョウ
 中欧の不死鳥

 ◆ポーランド不屈の千年史

 岡上理穂 (おかがみ・りほ) 著

 本体 2,800円
 A5判・並製・416頁+口絵8頁
 978-4-931178-92-2 / 2019.4

 
 


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   内容紹介&書評












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 作品内容

ポーランドを知れば、ヨーロッパがわかる!

かつて中欧に君臨し繁栄を誇ったポーランド王国は、なぜ滅んだのか?
ポーランドは、建国、繁栄、衰退、滅亡、再生、抹殺、二度目の再生という 激動の歴史をもつ。国境が激しく変わり民族が入り乱れる中東欧の歴史は複雑だ。
さらに第二次世界大戦後は鉄のカーテンの裏側に潜み、視界から消えた。
だが、そこには私達が知らなかった冒険、ロマン、夢、革命、英雄、栄光、情熱、 悲劇、勝利がぎっしりと詰まっている。

コペルニクスやショパン、マリー・キュリーなどの偉人を輩出しながら、 その実態が知られていない未知の国ポーランドの栄光、悲劇、ロマン、 革命の歴史を日本との関わりを交えながら、いきいきと描いた壮大な物語。
カラー口絵8頁、収録写真図版202点。
【日本・ポーランド国交樹立100周年記念】
















【著者紹介】
1956年、東京生まれ。上智大学外国語学部ロシア語学科卒業。ワルシャワ大学大学院留学。
マクオリー大学経営大学院修了。シドニー大学経済ビジネス学部修士。

ポーランド留学中の1981年12月13日、国内で強まる民主化運動に対し 共産党政府が布告した戒厳令に遭遇。
翌年帰国するが、1983年からポーランド人の夫とワルシャワで暮らす。
ワルシャワでは、NHK、北海道放送、テレビ長崎等の取材のリサーチ、 通訳などを務め、1984年、テレビ西日本のテレビドキュメンタリーの同行取材で、 パビャック監獄に収監中の若い女性が密かに作った日本人形タイカ・キワに出会う。
このドキュメンタリー「ワルシャワをみつめた日本人形、タイカ・キワの45年」は 同年11月11日に放送され、テレビ西日本は、第22回ギャラクシー賞、 第11回放送文化基金賞、第39回芸術祭優秀賞等を受賞した。
1988年、一家でオーストラリアに移住。現在、シドニー在住。
主な著書に、ポーランド留学中に遭遇した戒厳令下の社会状況を描いた『ワルシャワに市民の歌声が 聞こえる』(福武書店)、マルチカルチャリズムを提唱するオーストラリアを市民の視点で描いた 『オーストラリア的生活術』(出窓社)、共著に『ポーランド入門』(三省堂)などがある。
上掲写真は、ポーランド政府から金十字架勲章を受ける著者(2020年11月12日、シドニー総領事館にて)
◎オーストラリアの「日豪プレス」に叙勲の様子が紹介されました。

【書評】
著者岡上女史は、ポーランド(波蘭)に6年・ワルシャワ在住。ドキュメントを手掛けてをる。
「日本・ポーランド国交樹立百年」の記念に書かれた名著でもある。
此の國は、蒙古・ロシア・オスマン帝國・ドイツ等、あらゆる他國の侵略、民族略奪の苦難を乗り越え 千年の歳月を経た!
中欧為るポーランド領土は、其の地政學上、数多隣國に接し抹殺の泥を被って来た!
強靭な民族意識は、健全なるパトリシズムにより耐える力強さをもたらした。故に〈不死鳥〉と呼ぶ。
波蘭が親日なのは、日本赤十字や帝國軍人ー著名な杉原千畝総領事に依る救済・援助の賜物だね。
こうした美談は、教科書で教えるべきだ。
本書により、人間の尊厳とは何か。不屈の民族愛、慈愛の聖心を學ぶ事が出来る。
極楽とんぼの日本人に、人間の生きざまを教えてくれる。座右の書だ。
 (蓮坊公爾「熟読玩味」より)


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読者からの感想・・・!

近所の図書館の新刊コーナーにあったのに目をとめ、 借りて読んだところ、著者である岡上先生の熱意あふれる 文章に引き込まれて、あっという間に読了し、手元に置いて おきたいと購入しました。
コロナ禍で在宅になり、改めて読み直しましたが、瑞瑞しい 魅力に再度引き込まれました。
 (東京都・女性・46歳)