■作品内容
「自分史」を書きたいと思いながら、
なかなか決断できなかったあなたへ
★その書き方から手製の本作り・マナーまで、大好評の『自分史年表』の
監修者が、豊富な編集・講師の体験をもとに、受講生たちの実作品を
例にひきながら伝授するとっておきのノウハウ!
●もくじから
第1章 三浦綾子さんの場合と体験手記のこと
第2章 まず「自分史ノート」を作ろう
第3章 「自分史」いろいろなまとめ方
第4章 自伝として書くなら
第5章 エッセー集にするなら
第6章 原稿用紙か、パソコン、ワープロか?
第7章 文章はこんな点に気をつける
第8章 四百字×四百五十枚の自伝を書きあげた――加藤国男さんの場合
第9章 ワープロを習得して私家版エッセー集を完成――松田志めさんの場合
第10章 「自分史」の取材と資料の生かし方――本田益夫さんの場合
第11章 「仕事編」と私と「家族編」の二分冊に編集――佐塚昌人さんの場合
第12章 年譜の作り方と『自分史年表』の薦め
第13章 こんな「自分史」は嫌われる
第14章 「自分史」を本にする
第15章 本になった受講生の「自分史」から
【著者紹介】
藤田敬治(ふじた・けいじ)
1931年福岡市生まれ。早稲田大学文学部卒業。主婦の友社にて
約30年にわたって雑誌「主婦の友」の編集に携わる。
うち10年は編集長として活躍。無名時代の三浦綾子の応募原稿
を発掘、作家デビューの一端を担う。
その後、主婦の友社取締役・編集本部長として、読者の多様化
に合わせた新雑誌を次々と創刊、軌道にのせる。
また、石川文化事業財団で山本有三記念「路傍の石文学賞」の運営にあたる。
今日、「路傍の石文学賞」を受賞し活躍する作家には、灰谷健次郎、倉本聡、
角野栄子、今江祥智、長田弘、神沢利子、三木卓、森絵都、江國香織、角田光代
などがいる。
現在、読者から寄せらる山のような体験手記を選別・添削した編集経験を生かして、
NHK文化センターやカルチャーセンター等で「自分史」講座の講師を務めている。
監修書に『脳を活性化する自分史年表』『私と出会うための三代紀年表』がある。
【書評から】
高齢化が進む中、戦中・戦後の体験を記録する自分史がブームだ。自伝、エッセー、
日記、写真集など多様な形式がある。
カルチャーセンターなどで講座をもつ著者は、まず年表スタイルの「自分史ノート」
を作ることを勧める。自分史の価値は書き手の内面の表現と記録性にある。
”自慢史”はご法度だ。
不明な点の調査の仕方、文章表現の技術、製本方法などについて、受講生の作品
を紹介しながら丁寧にアドバイスする一冊。
(山形新聞、プラチナ倶楽部、2007.1.30)
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