■作品内容
綾なす光と影。
パリの詩情は、哀しく美しい…
前作『パリのカフェで』によって、多くのファン
を魅了した写真家・安井道雄のパリシリーズ
待望の第2弾。
パリの風景の一部であり、屹立する個性と
愛らしい表情が魅力のパリっ娘たち。
日本女性が憧れてやまないパリジェンヌの
魅力を、余すところなく写し撮った珠玉の
写真集。
【著者紹介】
1957年東京都生まれ。早稲田大学卒業。写真家・後勝彦に師事。
その後独立し、1987年に渡仏。現在、パリを拠点に、フランス・ベルギー・
イタリア・東京を舞台に、様々な分野の写真や個展等、精力的に活動している。
主な著書に『パリのカフェで』(出窓社)がある。
【書評から】
パリジェンヌ。自由で、ファッショナブルで、コケティッシュ…。
そんなイメージが飛び交うが、それもパリという街がかもし出す
雰囲気のせいだろうか。
それでも、石畳の街路、お洒落なアパート、カフェ、のみの市、
セーヌ河などを背景に伸びやかに振る舞う彼女たちは、そんな
イメージを決して裏切らない。
フランスのパリに暮らす女性たちを、カメラで追う。文化のエキスが彼女らの服装
や表情や仕草からにじみ出ている。
(「東京新聞」、「中日新聞」2002.10.6)
◆
世界の都市の中で、パリは、女性が一人で暮らすのがとても似合う街の一つでは
ないだろうか。恋人といても、自由気ままさは変わらない。歩きながらパンをかじっ
たり、ふっと座って本を読んだり、ベッドに寝転がって電話をかけたり…。(中略)
学生のような若い人から、年配のマダムまで、個性的な女性たちが生き生きと
暮らす街に出かけてみたくなる。
(「北海道新聞」2002.10.20)
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