■作品内容
古代史最大のロマンに浸る愉しみ!
邪馬台国は、どこにあったのか? そして、女王卑弥呼の正体とは?
その答えは「魏志倭人伝」、考古学的資料、国内分権の三元連立
方程式の解にある。
100の角度から日本古代史の謎を解き明かす。
《本書の目次から》
第1章 倭人登場
第05問 倭人=日本列島人なのか?
第06問 倭人は「太伯」の末裔か?
第09問 倭の奴の国王がもらった金印はどんな意味を持っていた?
第14問 倭国大乱はどことどこの争いだったのか?
第2章 「魏志倭人伝」の読み方
第23問 「邪馬台」はどう読むのか?
第29問 水行十日、陸行一月は距離に直すとどれくらい?
第34問 倭の風俗はどのようなものだったか?
第40問 「魏志倭人伝」から邪馬台国の位置は特定できるか?
第3章 邪馬台国の所在地
第41問 邪馬台国の候補地はどれくらいあるか?
第46問 考古学者に畿内説が多いのはなぜ?
第51問 鉄器の出土例は邪馬台国の場所の決め手になるか?
第4章 女王卑弥呼の正体
第58問 卑弥呼の「鬼道」とはどんなもなだったのか?
第63問 卑弥呼は倭姫だったのか?
第67問 卑弥呼は天照大御神だったのか?
第72問 卑弥呼の死因は何か?
第5章 それからの邪馬台国
第82問 卑弥呼と台与はどのような続柄だったのか?
第84問 ニニギノミコトは台与の子どもか?
第88問 「海幸彦」「山幸彦」の物語は史実の反映なのか?
第95問 神武天皇は実在の人物か?
【著者紹介】
1956年生まれ。東京大学文学部卒業。作家。漫画原作者。
雑誌・単行本などの編集の傍ら、さまざまな分野で執筆活動を行う。
著書に「恐竜のひみつ最新もの知り大事典」『忠臣蔵100問勝負』など。
【書評から】
謎が多い日本古代史の中でもとりわけ謎が深い「邪馬台国」。果てし
ない論争と研究が繰り広げられてきたわけだが霧は晴れない。
そこで「忠臣蔵100問勝負」のチームが「当たり前の常識や、率直な感性
でとらえ」て完成させたのが本書。
大胆な新説によって、読み進むうちに頭の中に地図のようなものが浮かび
全体像が見えてくる。ロマン溢れる魅力的な研究本だ。
(「ダ・ヴィンチ」1999.9)
◆
「国生み神話」で有名な、イザナギ、イザナミって何者? 女王卑弥呼が
「共立」された理由は何か? 卑弥呼はいつ、どんなふうに死んだのか?
謎につつまれている邪馬台国。古代日本のロマンを解く。
(「週刊宝石」1999.7.8)
|