■作品内容
ふだん何気なく使っている日本語の熟語や慣用句から
特に間違いやすい252語句を厳選!
好評の六語一組のクイズ形式で楽しく解説。
◎「姑息」には、卑怯という意味はない!
◎「敷居が高い」は、高級すぎて入りにくいという意味ではない!
◎「一つ返事」と「二つ返事」さて、どちらが正しい?
日本人でありながら、間違って使っている言葉の数々…
指摘されて、思わず赤面したことはありませんか?
●本書の特長
@ ふだん何気なく使っている熟語や慣用句から、間違いやすい252語句を厳選し分かりやすく解説。
A 楽しい六語一組のクイズ形式。語源の典拠までを、一語220字で、丁寧にしっかり解説。
B どこからでも読める便利な構成。
C 監修は、国立国語研究所名誉所員で、NHK「ラジオ深夜便」の「方言コーナー」で、やさしい語り口で人気を博した佐藤亮一先生。
D 本文2色刷。理解を助ける図版多数。
【監修者紹介】
1937年、東京生まれ。東北大学大学院博士課程単位取得。国立国語研究所言語変化研究部第一研究室室長、フェリス女学院大学教授、東京女子大学
教授を歴任。国立国語研究所名誉所員。フェリス女学院大学名誉教授。
専門分野は、方言学、社会言語学。主な編著書に『日本言語地図』
『日本方言大辞典』『生きている日本の方言』『都道府県別 全国方言辞典』
『お国言葉を知る 方言の地図帳』など多数。
【書 評】
・月刊『望星』5月号の「Books 新刊紹介」欄に、紹介されました。
・日テレ「ズームイン・サタデー」(2015年7月3日放送)で、本書が
「今、学び直しと日本語のブーム」ということで紹介されました。
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此れは、正しい<日本語>の正確度の確認であり母国語理解。
頭脳体操としても画期的な学習書(年齢を問わず)である。
先ずカラーにて「正しい漢字選び」「読み方・使い方」用法や由来―他、
我々が忘れ去ってしまった言葉の誤りを指摘、正しい意味合いを教えてくれる。
例えば<うちょうてん>なる漢字「有頂天・有頂点」正誤の総意を説明して
くれる。「きめ細かな表現を可能」(佐藤)たらしめた優れた言語・日本語。
学ぶ程に知識が増幅され、今日蔑ろにされてしまった「仮名・漢字」の素晴らしさ―
認識を新たにするのである。語彙力の貧しさは、由々しき事態になっている。
奇態な略語が世間に蔓延してマスコミで広まっている。
GHQにより漢字からローマ字奨励。作家・志賀直哉等は仏語を母国語と。
こうした状況を撥ね除けた<日本語>。一服の清涼をもたらしてくれるのが本書である。
学校や団体での研修に推薦したい。(文藝評論家・蓮坊公爾)
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